腸もみ

腸は、脳からの指令がなくても24時間働き、身体を支えています。
常に身体を一定の状態に保つ働きを行う重要な部位であることから、「第二の脳」とも呼ばれています。

そのため、腸内環境に不調があることで、さまざまな不調につながることをご存知でしょうか。
ここでは、腸の働きや、腸内環境の不調によって起こる主な症状についてご紹介します。

【腸の主な働き】

腸は主に次の働きを行っています。

・消化
食べ物の最終消化を行うことや、腸内細菌による分解を行います。

・吸収
分解された栄養素や、水分の吸収を行います。

・排泄
蠕動運動によって、不要になった老廃物と毒素を弁として排泄する働きを行います。

・免疫
腸内には免疫細胞が集中しており、外敵となる細菌から身体を守ります。

【腸内環境の不調が引き起こす症状】

腸は日々のストレスや生活習慣の乱れなどが原因となり、腸の機能低下してしまうことがあります。
それによって消化が追い付かず、食べたものが腸内に停滞し、血流不足になることで腸が硬くなり、栄養の吸収がうまく行えなくなってしまうことや、ガスが溜まってしまうといった不調につながることが考えられます。
主に次のような症状がみられます。

・消化機能の低下
消化が追い付かず、便が溜まりやすくなったり、正常に老廃物を流せなくなってしまうことがあります。
そのため便通に不調を起こしやすくなったり、ぽっこりお腹、お腹が張る、腹痛が起こりやすくなるなどといった症状が起こる場合があります。

・老廃物が溜まりやすくなる
老廃物が溜まることでリンパの流れが悪くなり、肌荒れや冷えにつながることが考えられます。

また、腸には多くの免疫細胞が集まっていることから、腸の不調によって風邪を引きやすくなるなど体調不良につながりやすくなることも少なくありません。

さらに、腸と脳は密接な関係にあることから、腸の機能低下により次の症状につながることが考えられます。

・いつもストレスを感じる
・疲れが取れない
・不安感や気持ちの落ち込み

このように、身体的な症状だけでなく、精神面への影響を及ぼすことが考えられます。